パリの歴史を振り返るとき、忘れてはならない節目がある。「パリの外科手術」とも呼ばれている「パリ大改造」(1853-70)だ。皇帝ナポレオン3世(1808-73/在位:1852-70)と1853年にセーヌ県知事に就任したオスマン男爵(1809-91)によってすすめられたこの大手術によって、パリの景観は驚くほど様変わりする。現在へと続くこのパリの姿は印象派をはじめとする多くの画家たちに愛され、描かれてきた。一方で、大改造の名のもとに行われた破壊と変化に、多くの犠牲を強いられた人々も数多くいた。都市部にひしめいていた貧しい労働者や職人たちは、パリの郊外へと追いやられていく。多くの不満や苦しみは、消えてしまったコミュニティや街並みを懐かしむ声へとつながり、そんな懐古的な風景もまた芸術家たちの題材となった。『いにしえのパリ』(1866)という、アドルフ・マルシアル・ポテモン(1828-83)の版画の数々には、そんなノスタルジーが反映されている。ユゴーやバルザックに描かれた、「かつてのパリ」だ。絵画、衣装といったさまざまな美術作品を通し、パリの大改造がもたらしたものを中心に、パリの歴史を振り返ってみたい。(文 Mika Tanaka)練馬区立美術館2017年4月16日(日)〜6月4日(日)休館日:毎週月曜日開館時間:10:00〜18:00 ※入館は閉館30分前まで入館料:一般800円 高校生・大学生および65歳〜74歳700円 中学生以下および75歳以上無料、障害者(一般)400円、障害者(高校、大学生)300円団体(一般)600円、団体(高校、大学生)500円ぐるっとパス利用の場合300円※障害者の付き添いは、1名までは障害者料金にて観覧可能。※一般以外の方は年齢等確認できるものをお持ちください。問い合わせ:03−3577−182103-5777(練馬区立美術館)
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応募は『フラン・パルレ』のメーリングリストに登録されている方を対象としております。登録は無料ですので、未登録の方は、メインページからメーリングリストへの登録をお願いいたします。
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質問 「Haussmann fut le préfet de quel département?」
締め切りは2017年4月24日(月)、正午です。
応募先 :contact@franc-parler.jp
複数の応募は可能ですが、1つのプレゼントにつき1通のメールをお願いしております。