フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Mika Tanaka

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
〒169−0075新宿区高田馬場1−31−8−428
1-31-8-428 Takadanobaba, Shinjuku-ku, 169-0075 Tokyo

Tel/Fax: 03-5272-3467
E-mail:contact@franc-parler.jp
http://franc-parler.jp

『ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター版』  13歳のヴィック(ソフィー・マルソー)は新学期のタイミング
JPEG - 38.2 kb
Crédits : © 1980 Gaumont

『ラ・ブーム 40周年記念デジタル・リマスター版』
 13歳のヴィック(ソフィー・マルソー)は新学期のタイミングでパリに引っ越してきたばかり。”ブーム”と呼ばれる若者たちのパーティーに胸を躍らせ、恋を夢見るお年頃だ。パパ(クロード・ブラッスール)は歯科医、ママ(ブリジッド・フォッセー)は漫画家。そしてハープ奏者のひいおばあちゃん(ドゥニーズ・グレイ)が、ヴィックの思春期を静かに見守っている……好奇心いっぱいでクルクルと移り変わるヴィックの心模様とシンメトリックに描かれるのは、パパとママの夫婦の危機。この映画が日本で封切られた頃(1982年)は、ソフィー・マルソーのマシュマロのような笑顔と主題歌の”Reality”(愛のファンタジー)ばかりが強烈に印象に残っていたけれど、40年経った今この映画と再会してみると、決して風化することのない普遍的な魅力をあらためて知ることができる。
 この映画をリアルタイムで知る世代の人たちは、”胸キュン”と”懐かしさ”の同時発生で、最高に幸せな気分になれると思う。では、初めて観る世代の人たちにとっての『ラ・ブーム』とは……不思議なことにきっと、あなたもリアルタイム世代と同じ幸せを感じるのではないだろうか。ブームの最中、ヘッドフォンを付けながらヴィックがマチューと踊るシーンにきっと誰もが”胸キュン”し、そのときに流れるリチャード・サンダーソンの甘い歌声にきっと誰もが”懐かしさ”を覚えるはず。この映画にはそんな力がある。
 そしてどうか、『ラ・ブーム2』の成長したヴィックの姿も見届けてほしい。
(Mika Tanaka)
 
『ラ・ブーム 40周年デジタル・リマスター版』
監督:クロード・ピノトー
出演:クロード・ブラッスール、ブリジット・フォッセー、ソフィー・マルソー、ドニーズ・グレイ
1980年/111分/PG12
 
『ラ・ブーム2 40周年記念デジタル・リマスター版』
監督:クロード・ピノトー
出演:クロード・ブラッスール、ブリジット・フォッセー、ソフィー・マルソー、ピエール・コーソー、ドニーズ・グレイ
1982年/108分/G
 
La boum de Claude Pinoteau version remasterisée avec Claude Brasseur, Brigitte Fossey, Sophie Marceau, Denise Grey); 1980, France, 108 min, PG12
 
La boum 2 de Claude Pinoteau version remasterisée avec Claude Brasseur, Brigitte Fossey, Sophie Marceau, Pierre Cosso, Denise Grey); 1982, France, 108 min, G
 
qrcode:http://franc-parler.info/spip.php?article1541