フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Mika Tanaka

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
〒169−0075新宿区高田馬場1−31−8−428
1-31-8-428 Takadanobaba, Shinjuku-ku, 169-0075 Tokyo

Tel: 03-5272-3440
E-mail:contact@franc-parler.jp
http://franc-parler.jp

ポーラ美術館 『フジタ-色彩への旅』
投稿日 2021年5月10日
最後に更新されたのは 2023年5月25日
 
マドレーヌ・ルクー《フジタの肖像》1931年 メゾン=アトリエ・フジタ

仕事にいそしむこどもが15センチ四方の正方形の板に描かれている。
羊飼い、焼き栗売り、屑拾い、石炭運び、修道士、陶工、心霊治療師……描かれるのはすべてこども。1950年代後半、パリに住むフジタが自室の壁にタイルのように飾った「小さな職人たち」は、消滅しつつある職人たちへの敬意と、こどもたちへの愛に溢れた連作だ。職人と名付けられる中には「天才」「神童」「癇癪持ち」「すり」や「守銭奴」もいれば「囚人」もいる。「狂気」や「疑い」「仲直り」というタイトルもある。やんちゃと言えばやんちゃに見える。そして誰もが真剣そのもの。「乳白色の肌」を生み出した巨匠によって描かれた子供たちのほっぺの可愛らしいこと!乳白色の色の秘密のひとつが「ベビーパウダー」だったことを知りながら見ていると、どこかほのぼのした気分になる。 
  2つの大きな戦争に翻弄されながら、それでも絵を描き続けたフジタ。フランス、中南米、中国大陸と、旅を続けることで彼は自身のルーツを思い、彼ならではの美しい色彩を創り上げていく。憂いのある女性たちの美しさも捨てがたいが、それ以上に、二次元から飛び出してきそうなこどもたちの魅力に心奪われてしまう。フジタが生涯持ち続けた”こどもごころ”と、自分自身の胸に秘めた”こどもごころ"が出会ったとき、どんな化学反応が起こるのか楽しみだ。(Mika Tanaka)
 
<展覧会概要>
 
ポーラ美術館
〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285
会期 : 2021年4月17日(土)〜2021年9月5日(日)
 
開館時間 : 9:00 17:00 (入館は16:30まで) 会期中は無休、展示替えあり
入館料:大人 1,800円、 シニア割引・65歳以上 1,600円
大学・高校生 1,300円、 中学生以下無料
※中学・小学生が授業の一環として観覧する場合、引率教員等の入館は無料。
※料金は消費税込み
 
問い合わせ電話番号:0460-84-2111
美術館公式サイト : http://www.polamuseum.or.jp
読者プレゼント
招待券を5組10名様にプレゼント!
 
<応募方法>
応募は『フラン・パルレ』のメーリングリストに登録されている方を対象としております。登録は無料ですので、未登録の方は、メインページからメーリングリストへの登録をお願いいたします。
 
メールにてご応募下さい。
件名には下記の質問の答えをフランス語で記入し、またメッセージ欄にはお名前(ローマ字、日本語)を明記してご応募下さい。
当選された方は、チケット郵送用に84円切手を貼付した封筒(住所の記入もお願いします)のご用意をお願いしております。
 
質問 「Quel est le prénom français de Foujita?」
 
締め切りは2021年5月17日(月)、正午です。
 
複数の応募は可能ですが、1つのプレゼントにつき1通のメールをお願いしております。
qrcode:http://franc-parler.info/spip.php?article1488