大きなカンバスにはにかむように咲く花々。青い花瓶とのコントラストの何と美しいこと。モノクロームの世界でひっそりと生きてきたルドンが描いたと知ると、不思議な感動を覚える。一方、軽やかなタッチで個性的なパリジャンたちを描いたロートレックの作品は、ルドンの「静」と対称的な「動」の魅力に溢れる。日本の昔話をモチーフに、重厚な西洋画を描いた日本人画家もいる。ルドンと同じ師のもとで学んだ山本芳翠の
《浦島》の存在感に圧倒される。彼らはすべて、三菱一号館が竣工した1894年という年に活躍していた画家たちだ。彼らの作品だけではない。ゴーギャンの情熱的なタヒチが、モネの優しい光の世界が、ルノワールの輝くような女性たちが、国内外あわせて常時約120点の作品群が美術館の中で私たちを待っている。前期と後期で展示替えもあるので、複数回訪れるのも楽しそうだ。毎月第2水曜日の「マジックアワーチケット」のサービスも利用してみたい。 (Mika Tanaka)
<展覧会概要>
三菱一号館美術館
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-6-2
会期 : 2021年1月17日(日)まで
開館時間 : 10:00〜18:00
(祝日を除く金曜日、第2水曜日及び会期最終週は10:00〜21:00)
※入館は閉館の30分前まで
入館料(音声ガイド付):大人 2,000円、大学・高校生 1,000円、 小中学生無料
問い合わせ電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル)
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<応募方法>
応募は『フラン・パルレ』のメーリングリストに登録されている方を対象としております。登録は無料ですので、未登録の方は、メインページからメーリングリストへの登録をお願いいたします。
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件名には下記の質問の答えをフランス語で記入し、またメッセージ欄にはお名前(ローマ字、日本語)を明記してご応募下さい。
当選された方は、チケット郵送用に84円切手を貼付した封筒(住所の記入もお願いします)のご用意をお願いしております。
質問 「Quel médium Redon a-t-il employé pour son Grand bouquet?」
締め切りは2020年11月24日(火)、正午です。
複数の応募は可能ですが、1つのプレゼントにつき1通のメールをお願いしております。