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『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』 Le grand bain
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Crédits : © 2018 -Tresor Films-Chi-Fou-Mi Productions-Cool industrie-Studiocanal-Tf1 Films Production-Artemis Productions
『シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢』
 
 ミドルエイジ真っ盛りのおじさんたち。うつ病がきっかけで会社を辞めた引きこもり、キレやすい社長、事業に失敗したセールスマン、虚言癖のアーティスト、内気な恋愛未経験者……そんな冴えないおじさんたちが集まって「男子シンクロナイズドスイミング」(アーティスティックスイミング)の世界選手権をめざすことになる。コーチたちはというと、スパルタ式の血も涙もないコーチだったり、これまた冴えない優柔不断なコーチだったりする。なのに、この映画の溢れんばかりのパワーは何だろう。父親の威厳もない、シンクロの経験もない、典型的な中年体型のベルトラン(マチュー・アマルリック)が、トレーニングを重ねていくうちに、キラキラと輝きを放ち出す。そしてあるとき、お情けで雇われた義兄の店で、たまりたまった本音をぶちまけ、取っ組み合いの喧嘩を始めるまでになるのだ。その展開のなんとリアルなこと!
 
「現代のフランスで、男性でいる事はとても難しい」と語るジル・ルルーシュ監督。大きな家に住み、立派な車や腕時計を持ち、しまった体で、妻や子供たちにめぐまれている——そんな、メディアで美化され男性像との乖離に戸惑い苦しむ男性たちの姿は、フランスも日本も同じらしい。そんな彼らのリアルを、ジル・ルルーシュ監督は優しくすくい取る。「平凡極まりない人生に電気ショックを与える」ように、この映画を完成させた。元となったのは、スウェーデンに実在する男子シンクロナイズドスイミングのドキュメンタリー。映画の最後のナレーションと、自転車をこぐベルトランの笑顔がものすごくいい。そんなベルトランの可能性を最後まで信じた奥さんも、ものすごく素敵。 (Mika Tanaka)
 
監督:ジル・ルルーシュ
出演:マチュー・アマルリック、ギョーム・カネ、ブノワ・ボールヴールド、ジャン=ユーグ・アングラード、ヴィルジニー・エフィラ、レイラ・ベクティ、マリナ・フォイス、フィリップ・カトリーヌ
2018年/122分
 
Le grand bain de Gilles Lellouche avec Mathieu Amalric, Guillaume Canet, Benoît Poelvoorde, Jean-Hugues Anglade, Virginie Efira; 2018, France, 122 mn
 
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