logo site
フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

La francophonie au Japon
Franc-Parlerフランス語圏情報ウェブマガジン フラン・パルレ
〒169−0075新宿区高田馬場1−31−8−428
1-31-8-428 Takadanobaba, Shinjuku-ku, 169-0075 Tokyo

Tel/Fax: 03-5272-3467
E-mail:contact@franc-parler.jp
http://franc-parler.jp

logo article ou rubrique
東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo
投稿日 2018年1月31日
最後に更新されたのは 2019年4月24日
Iwanami Hall 03-3262-5252
 
上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 77.9 kb
Crédits : ©ATELIER DE PRODUCTION - SOMBRERO FILMS -FRANCE 3 CINEMA – 2017
『12か月の未来図』
広い額に丸メガネ、トラッドな服装。口元はいつもキッと閉じて、ジョークを言うことも微笑むこともなさそうな印象。映画の主人公、名門のアンリ4世高校で国語を教えるフランソワ・フーコーは、そんな絵に描いたような、厳格で真面目なベテラン教師。見かけ倒しではない。彼が教育問題において抱く考えも高尚だ。「パリと郊外の学校の教育格差を解決するためには、ベテラン教師を派遣して新米教師を支援することが大切だ」。あるとき、美しい女性に向けて語った彼の理想論は、本当に政府を感心させ動かしてしまう。フランソワの提案のとおり、教育困難校であるバルバラ中学校へ、ベテラン教師が派遣されることになったのだ。派遣されるのはフランソワ・フーコー、提案した彼自身だ。
 昼間から団地にたむろし、教師への敬意をみじんも持たない生徒たち、問題児は退学させればいいと考える若手教師たち、子供の教育に無関心の保護者たち。一方、フランソワといえば、様々なルーツを持つ生徒たちの名前を読むのにも苦労する毎日。でも、映画の主人公はあきらめない。信念なのか意地なのか、いずれにしてもフランソワは決して白旗を上げることはしないのだ。『レ・ミゼラブル』をタブロイド誌のようにわかりやすく解説し、生徒のカンニングを逆手に取ってモチベーションへと変換させる。「規則で縛ることが教師の役割ではない。学校というのは、”éduquer “ではなく、”instruire”する場所だと思うのです」オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル監督は語る。自由に物事を考え、いろいろな物事に関心を持つ——生徒をそんな方向に導くことが教育の本質であり、人格を育てるということなのだろう。
 この映画には、完璧な子供も完璧な大人も存在しない。登場人物は誰もが失敗したり、みっともない姿をさらしたりしながらスクリーン上ではじける。だから目が離せない。この映画を見た後は、前よりも肩の力をぬいて生きることができそう。(Mika Tanaka)
 
<span class="caps">JPEG</span> - 23.8 kb
オリビエ・アヤシュ=ビダル監督(2019年2月27日撮影)
Crédits : © Mika Tanaka
監督:オリヴィエ・アヤシュ=ヴィダル
出演:ドゥニ・ポダリデス、レア・ドリュッケール
2017年/107分
 
À l’écran
Les grands esprits d’Olivier Ayache-Vidal avec Denis Podalydès, Léa Drucker; 2017, France, 106 mn
 
 

 
Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
 
上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 102.1 kb
Crédits : © Casal Azul Films - Écran Noir Productions - 2018
『イメージの本』
ナレーションはゴダール本人。過去の映画のワンシーン、歴史の記録映像、そしてゴダールが撮り下ろした新しい映像——多様な映像に、絵画、文章、音楽といった多様な素材が加わり、コラージュのような映画が完成した。これが、88歳となった彼の手がけた最新作だ。
 この映画を「頭」で解釈しようとすると、ものすごく時間がかかるような気がする。でも、「心」で感じようとすると、彼の熱いメッセージが一瞬で胸に飛び込んでくる。「怒り」だろうか。「希望」だろうか。「愛」だろうか……ヌーヴェルヴァーグの鬼才の作品を理解するのには、多くの時間と努力が必要だと思っていた。でも、子供たちの姿をこんなにも愛おしく撮る人なのかと知ると、ぎゅっと握りしめていた手の力を抜きたくなった。映画を愛し、映画の可能性をどこまでも信じる米寿の映画監督。年を取っても肩の力を抜かないでいる(ように見える)ところがゴダールらしい。(Mika Tanaka)
 
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=リュック・ゴダール、ディミトリ・バジル
スイス・フランス/84分/DCP
 
À l’écran
 
Le livre d’image de Jean-Luc Godard; 2018, Suisse, France, 84 mn
 
 

 
Shinjuku Musashinokan 03-3354-5670
 
4月27日(土)より
 
<span class="caps">JPEG</span> - 69 kb
Crédits : @ 2018 Iota Production / LFP – Les Films Pelléas / RTBF / Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
『パパは奮闘中!』
自分のやり方は間違っていない。だから、妻も2人の子供も幸せに過ごしている。そのはずだった……オンライン販売の倉庫で働くオリヴィエの人生は、順風満帆のように見えた。同僚にも気配りができ、正義感も強い。そんな彼の生活を一変する事件が起きる。妻が子供たちを残して失踪してしまったのだ。仕事は残業続き、といってもオリヴィエにはベビーシッターを雇う金銭的余裕はない。子供たちに何を着せるのか、どんな食事を用意すればいいのかわからず、かかりつけの医者に連れていく時間もとらなければならず途方にくれるオリヴィエ。ほうっておいたらいつまでたっても子供たちは寝ようとしないし、いつも通り職場に向かいながらの慣れない子育ては文字通り試練のくり返しだ。
 映画ファン歴、シネフィル歴が長い人なら『クレイマー、クレイマー』のフランス版?と思うかもしれない。確かに、去った妻の孤独には共通する何かがあるけれど、残された家族たちの行動は『クレイマー、クレイマー』とは少し違った魅力を放っている。ギヨーム・セネズ監督自身の体験がもとになっていることということを知ると、台詞のひとつひとつがどれだけの重みを持っているかに気づく。深刻なテーマをさらりと流していくところがセネズ監督流。食卓の小道具「シリアル」を通して、家族の関係性の変化を表現するところにセンスのよさを感じる。
 子供たちと向き合えなかったオリヴィエが、自分の弱さを子供たちにさらけ出し、心を寄せ合うまでの過程は、私たちが登場人物と一緒に小さな船旅をしているような感覚。ラストシーンのその先に、素敵な港が見えますように。(Mika Tanaka)
 
監督:ギョーム・セネズ
出演:ロマン・デュリス、レティシア・ドッシュ
2018年/ベルギー・フランス/98分
 
À partir du 27 avril
 
Nos batailles de Guillaume Canet avec Romain Duris, Laetitia Dosch; 2018, Belgique, France, 98 mn
 
 

 
Shinjuku Musashinokan03-3354-5670
Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
 
5月25日(土)より
 
『パリの家族たち』
監督:
出演:オドレイ・フルーロ、クロチルド・クロ、オリヴィア・コート、パスカル・アルビロ、ジャンヌ・ローザ
 

 
Eurospace 03-3461-0211
 
5月3日(金)まで
 
〈ジャン=リュック・ゴダール ジガ・ヴェルトフ集団作品上映〉
最新作『イメージの本』の公開が控えている、ジャン=リュック・ゴダール。
1968年以降、「商業映画」と決別し最も「政治的」だった時代に組織された「ジガ・ヴェルトフ集団」。その4作品を緊急上映!
監督:ジガ・ヴェルトフ集団
 
『ブリティッシュ・サウンズ』 1969年/52分/イギリス
『プラウダ(真実)』     1969年/61分/フランス・西ドイツ
『イタリアにおける闘争』   1969年/60分/イタリア・フランス
『ジェーンへの手紙』     1972年/52分/フランス
 

 
5月3日(金)まで
 
〈ジャン=ピエール・メルヴィル〉
ヌーヴェルヴァーグに多大なる影響を与えた2大傑作。
長編監督デビューを飾った『海の沈黙』、NYでゲリラ的撮影を敢行した『マンハッタンの二人の男』を上映!
 
『海の沈黙』
出演:ハワード・ヴェルノン、ニコル・ステファーヌ、ジャン=マリ・ロバン
1948年/84分/モノクロ
 
『マンハッタンの二人の男』
出演:ピエール・グラッセ、ジャン=ピエール・メルヴィル、ミシェル・バイイー、ジャン・ダルカント、クリスチャーヌ・ウード
1959年/86分/モノクロ
 

 
Waseda Shochiku 03-3200-8968
 
5月4日(土)〜10日(金)
 
〈早稲田松竹クラシックス vol.147/ アラン・ロブ=グリエ監督特集〉
※二本立て
 
1953年、小説『消しゴム』で鮮烈なデビューを飾ったアラン・ロブ=グリエ。ヌーヴォー・ロマンの旗手として文学界に君臨した彼は、映画界にも革命を起こす。アラン・レネ監督の『去年マリエンバードで』の脚本を執筆し、『不滅の女』で監督デビューを飾った。今回上映される6作品のうち、『囚われの美女』を除く5作品が日本未公開だ。
今回の上映作品は、モノクロが3作品、カラーが3作品。デビュー作『不滅の女』では、イスタンブールの町並みや謎めいた女性が、モノクロのトーンでよりミステリアスな輝きを帯びる。アラン・ロブ=グリエ監督初のカラー作品『エデン、その後』では、チュニジアの陽の光が白い壁と青い窓を鮮やかに照らし、ときおりあらわれる赤い色が心をかき乱す。
 麻薬の運び屋の道中を入れ子(メタフィクション)で描いた『ヨーロッパ横断特急』、第二次世界大戦末期のスロバキアが舞台の『嘘をつく男』。この2作品の主演は『男と女』で知られるジャン=ルイ・トランティニャン。あまりにも背徳的と、上映禁止やフィルムが焼かれる事件が発生した『快楽の斬新的横滑り』では、『フレンズ〜ポールとミシェル』で十代の少女を演じた、アニセー・アルヴィナが主演をつとめる。日本でよく知られる彼らの出演が、難解ともいえるアラン・ロブ=グリエと私たちとの距離を縮めてくれる気がする。市川崑監督の日仏合作映画『涙なきフランス人』の企画が中断されず、当時オファーを受けたアラン・ロブ=グリエの脚本が完成していたら……そんなことを考えると楽しくなる。(Mika Tanaka)
 
『不滅の女』※劇場初公開
出演:フランソワーズ・ブリオン、ジャック・ドニオル=ヴァルクローズ、カトリーヌ・ロブ=グリエ
1963年/フランス・イタリア・トルコ/モノクロ/101分
 
<span class="caps">JPEG</span> - 29.9 kb
Crédits : © 1966 IMEC
『ヨーロッパ横断特急』※劇場初公開
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、マリー=フランス・ピジェ、クリスチャン・バルビエール
1966年/フランス・ベルギー/モノクロ/95分
 
『嘘をつく男』※劇場初公開
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン
1968年/フランス・イタリア・チェコスロヴァキア/モノクロ/95分
 
<span class="caps">JPEG</span> - 76 kb
Crédits : © 1970 IMEC
『エデン、その後』※劇場初公開
出演:カトリーヌ・ジュールダン、ピエール・ジメール、リシャール・ルドウィック
1970年/フランス・チェコスロヴァキア・チュニジア/カラー/98分
 
『快楽の斬進的横滑り』劇場初公開
出演:アニセー・アルヴィナ、ジャン=ルイ・トランティニャン、マイケル・ロンズデール、イザベル・ユペール
1974年/カラー/106分
 
<span class="caps">JPEG</span> - 105.6 kb
Crédits : © 1983 ARGOS FILMS
『囚われの美女』
出演:ダニエル・メグイシュ、ガブリエル・ラズール、シリエル・クレール、ダニエル・エミリフォーク
1983年/カラー/85分
 
Rétrospective Alain Robbe-Grillet
 
<span class="caps">JPEG</span> - 35.9 kb
Crédits : © 1963 IMEC
L’immortelle; 1963, France, Italie, Turquie, N/B, 101 mn
Trans-Europ-Express avec Jean-Louis Trintignant, Marie-France Pisier, Christian Barbier; 1966, France, Belgique, N/B, 95 mn
<span class="caps">JPEG</span> - 45.3 kb
Crédits : © 1968 IMEC
L’homme qui ment avec Jean-Louis Trintignant; 1968, France, Italie, Tchécoslovaquie, N/B, 95 mn
L’Eden et Après avec Catherine Jourdan; 1970, France, Tchécoslovaquie, Tunisie, 98 mn
<span class="caps">JPEG</span> - 42.1 kb
Crédits : © 1974 IMEC
Glissements progressifs du plaisir avec Jean-Louis Trintignant, Isabelle Huppert, Michael Lonsdale; 1974, France, 106 mn
La belle captive; 1983, France, 85 mn
 
 

 
Shimotakaido Cinéma 03-3328-1008
 
4月20日(土)〜26日(金)10:00
 
『私は、マリア・カラス』
監督:トム・ヴォルフ
朗読:ファニー・アルダン
2017年/114分
 
Du 20 au 26 avril 10h
 
Maria by Callas de Tom Volf avec Fanny Ardant; 2017, 114mn
 
qrcode:http://franc-parler.info/spip.php?article1226