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フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

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Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

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東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo
投稿日 2018年1月31日
最後に更新されたのは 2019年5月22日
Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
 
上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 102.1 kb
Crédits : © Casal Azul Films - Écran Noir Productions - 2018
『イメージの本』
ナレーションはゴダール本人。過去の映画のワンシーン、歴史の記録映像、そしてゴダールが撮り下ろした新しい映像——多様な映像に、絵画、文章、音楽といった多様な素材が加わり、コラージュのような映画が完成した。これが、88歳となった彼の手がけた最新作だ。
 この映画を「頭」で解釈しようとすると、ものすごく時間がかかるような気がする。でも、「心」で感じようとすると、彼の熱いメッセージが一瞬で胸に飛び込んでくる。「怒り」だろうか。「希望」だろうか。「愛」だろうか……ヌーヴェルヴァーグの鬼才の作品を理解するのには、多くの時間と努力が必要だと思っていた。でも、子供たちの姿をこんなにも愛おしく撮る人なのかと知ると、ぎゅっと握りしめていた手の力を抜きたくなった。映画を愛し、映画の可能性をどこまでも信じる米寿の映画監督。年を取っても肩の力を抜かないでいる(ように見える)ところがゴダールらしい。(Mika Tanaka)
 
監督:ジャン=リュック・ゴダール
出演:ジャン=リュック・ゴダール、ディミトリ・バジル
スイス・フランス/84分/DCP
 
À l’écran
 
Le livre d’image de Jean-Luc Godard; 2018, Suisse, France, 84 mn
 
 

 
Shinjuku Musashinokan 03-3354-5670
 
5月24日(金)まで
 
<span class="caps">JPEG</span> - 69 kb
Crédits : @ 2018 Iota Production / LFP – Les Films Pelléas / RTBF / Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
『パパは奮闘中!』
自分のやり方は間違っていない。だから、妻も2人の子供も幸せに過ごしている。そのはずだった……オンライン販売の倉庫で働くオリヴィエの人生は、順風満帆のように見えた。同僚にも気配りができ、正義感も強い。そんな彼の生活を一変する事件が起きる。妻が子供たちを残して失踪してしまったのだ。仕事は残業続き、といってもオリヴィエにはベビーシッターを雇う金銭的余裕はない。子供たちに何を着せるのか、どんな食事を用意すればいいのかわからず、かかりつけの医者に連れていく時間もとらなければならず途方にくれるオリヴィエ。ほうっておいたらいつまでたっても子供たちは寝ようとしないし、いつも通り職場に向かいながらの慣れない子育ては文字通り試練のくり返しだ。
 映画ファン歴、シネフィル歴が長い人なら『クレイマー、クレイマー』のフランス版?と思うかもしれない。確かに、去った妻の孤独には共通する何かがあるけれど、残された家族たちの行動は『クレイマー、クレイマー』とは少し違った魅力を放っている。ギヨーム・セネズ監督自身の体験がもとになっていることということを知ると、台詞のひとつひとつがどれだけの重みを持っているかに気づく。深刻なテーマをさらりと流していくところがセネズ監督流。食卓の小道具「シリアル」を通して、家族の関係性の変化を表現するところにセンスのよさを感じる。
 子供たちと向き合えなかったオリヴィエが、自分の弱さを子供たちにさらけ出し、心を寄せ合うまでの過程は、私たちが登場人物と一緒に小さな船旅をしているような感覚。ラストシーンのその先に、素敵な港が見えますように。(Mika Tanaka)
 
監督:ギョーム・セネズ
出演:ロマン・デュリス、レティシア・ドッシュ
2018年/ベルギー・フランス/98分
 
À l’écran
 
Nos batailles de Guillaume Canet avec Romain Duris, Laetitia Dosch; 2018, Belgique, France, 98 mn
 
 

 
Shinjuku Piccadry 050-6861-3011
Togeki 03-3541-2711
Shibuya Cinequinto 03-3477-5905
cinequinto.com
 
5月24日(金)より
 
<span class="caps">JPEG</span> - 124.8 kb
Crédits : © 2018 Gaumont / La Boétie Films / TF1 Films Production / Pour Toi Public
『パリ、嘘つきな恋』
 
フランスという国を語るとき、必ず使われる言葉のひとつが「多様性」だ。
フランス映画の登場人物もまた、多様性に溢れている。彼らは「普通」や「普通じゃない」という窮屈な言葉をさらりと交わし、スクリーンの中で「自分」を生きる。車椅子のヴァイオリニスト、フロランス(アレクサンドラ・ミー)もその1人だ。屈託のない笑顔、テニスボールを必死に追いかける姿を見て、映画の主人公ジョスラン(フランク・デュボスク)は、予想外の恋に落ちてしまう。……障がい者と言われる人たちの恋をコメディで描くのには、大変な勇気が必要だ。多様性の国フランスには、さまざまな境遇の人が集まる。笑いのツボが違うこともあるし、どんな言葉で傷つくかもときによって大きく違う。主演者でもあるデュボスク監督は、それでもあえてコメディにこだわった。「違いを受け入れることと、距離を置き続けることは違う」ことを信じて、障がい者と自分との間にある距離を思い切って縮めたのだ。そこには、嘲笑とは遠い爽やかな笑いがある。怒りをあらわにするルルドの泉の神父、泣きながら自分の気持ちを訴えるジョスランの秘書。自分の心を包み隠さずに表現する登場人物たちのまっすぐな感じも、見ていて胸がすっとする。(Mika Tanaka)
 
監督:フランク・デュボスク
出演:フランク・デュボスク、アレクサンドラ・ラミー
2018年/108分
 
À partir du 24 mai
Tout le monde debout de et avec Franck Dubosc avec Alexandra Lamy, Elsa Zylberstein, Gérard Darmon; 2018, France, 2018
 
 

 
Shinjuku Musashinokan03-3354-5670
Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
 
5月25日(土)より
 
<span class="caps">JPEG</span> - 72.2 kb
Crédits : ©WILLOW FILMS - UGC IMAGES - ORANGE STUDIO - FRANCE 2 CINEMA
『パリの家族たち』
 
 おむつを替えながら、スマホで話をする大統領。きりっとした服装、隙のない言葉、それとは裏腹に表情はどこか不安げだ。母親となった自分に厳しい視線を向ける国民への不安か、それとも完璧な母親になれないことへの不安か。
 そんな大領領が率いる国フランスで、さまざまな悩みを抱える人々が暮らす。彼らや彼女たちそれぞれの生き様が「母の日」を軸に描かれる。奔放な母親のもとで、三者三様の悩みを抱えて成長した三姉妹。長女は子供ができず養子を迎える決断をする小児科医、次女はシングルマザーのジャーナリスト、三女は独身を謳歌する大学教授だ。なぜ3人も子供を産んだのか、一人っ子ではいけなかったのかと、三女が母に尋ねる。認知症となった母は「妊娠しているときは楽しいのよ」と答えながら、娘たちのために費やした時間への恨みつらみを言い続ける。
 街角では別のドラマが繰り広げられる。亡き母への思いを今も大切にする花屋の主人、恋人に妊娠を告げられずにいる店員。舞台女優としてのキャリアをあきらめない母の健康を気遣う息子……重い空気が漂うかと思えば、母子で水たまりに足を入れて泥だらけになって笑ったり、コウノトリの着ぐるみを着て恋人に妊娠を伝えたりと、お茶目なシーンもあったりする。「サボテン」のプレゼントのシーンもクスッと笑える。
 母親群像劇の中でも本当に小さい役だけれど、フランスで娼婦として暮らす中国の女性の存在が忘れられない。わずかな時間を使って子供とスカイプするときのあの慈愛に満ちた表情に、「聖母」という言葉を重ねたくなる。監督が伝えたいメッセージの真髄が、ここに凝縮されているような気がする。(Mika Tanaka)
 
監督:マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール
出演:オドレイ・フルーロ、クロチルド・クロ、オリヴィア・コート、パスカル・アルビロ、カルメン・マウラ、ニコール・ガルシア
2018年/103分
 
À partir du 25 mai
 
La fête des mères de Marie-Castille Mention-Schaar avec Audrey Fleurot, Clotilde Courau, Olivia Côte, Pascale Arbillot, Jeanne Rosa;2018, France, 103 mn
 
 

 
Shimotakaido Cinéma 03-3328-1008
 
5月25日(土)〜31日(金)12:20
 
『ナチス第三の男』
監督:セドリック・ヒメネス
出演:ファニー・アルダン
2017年/フランス・イギリス・ベルギー/120分/R-15
 

 
6月1日(土)〜7日(金)10:00
 
『ともしび』
監督:アンドレア・パラオロ
出演:シャーロット・ランプリング
2017年/フランス・イタリア・ベルギー/93分
 

 
National Film Archive of Japan 03-5777-8600
 
5月31日(金)〜6月27日(木)
 
EU フィルムデーズ 2019〉
欧州連合(EU)加盟国の在日大使館・文化機関が提供する作品を一堂に上映する映画祭。
上映される作品はヨーロッパの映画製作者の幅広い才能を披露するとともに、EUが重視する文化的多様性を様々な表現で映し出している。
※当サイトでは、フランス語圏関連作品のみを紹介。
 
6月4日(火) 19:00、13日(木) 15:00
『ロミー・シュナイダー 〜その光と影〜』
監督:エミリ・アテフ
2018年/ドイツ・フランス・オーストリア/ドイツ語・フランス語/115分
 
6月9日(日) 12:30、25日(火) 19:00
『ブラッディ・ミルク』
監督:ユベール・シャルエル
2017年/90分
 
6月9日(日) 15:30、18日(火) 19:00
『撃たないで!』
監督:ステイン・コーニンクス
2018年/ベルギー・オランダ/オランダ語・フランス語/139分
 
6月16日(日) 16:30、18日(火) 19:00
『デス・バレット』
監督:エレーヌ・カテト、ブルーノ・フォルザーニ
2017年/ベルギー・フランス/90分
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