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フラン•パルレ Franc-Parler
La francophonie au Japon

Rédaction du journal:
Rédacteur en chef: Éric Priou
Rédaction: Karen, Shigehiro Kobayashi, Utako Kurihara, Rika S., Hikaru Taga

La francophonie au Japon
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東京で上映されるフランス語圏映画Les films en français à Tokyo
投稿日 2018年1月31日
最後に更新されたのは 2018年9月21日
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Ciné Switch Ginza 03-3561-0707
Shinjuku Cinéma Qualité 03-3352-5645
Uplink Shibuya 03-6825-5503
 
上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 105.8 kb
© Agnès Varda - JR - Ciné-Tamaris - Social Animals 2016.
『顔たち、ところどころ』
 
87歳と33歳。ものすごく年の離れた2人。そんな2人がフランスの村を旅しながら、人々と交流してアート作品を創り出していく。ああ、なんてほのぼのとしたロード・ムービー……といっても、これはフィクションではない。87歳の老婦人はヌーヴェル・ヴァーグの祖母と呼ばれるアニエス・ヴァルダ。そして33歳の青年は世界で注目されているアーティスト、JR(ジェイアール)。この2人が登場人物となって物語を紡いでいくという、なんとも贅沢なドキュメンタリー映画。
  JRのスタジオ付きのトラックで移動し、出会った人たちの顔を撮る。条件は「計画しないこと」。こうして2人の旅は始まる。見えづらくなっていく目に抗うかのように、みずみずしい感性をはじけさせるアニエス。一方、JRは決して外すことのないサングラスの下で、激しい情熱を秘める。炭鉱労働者の村にたった一人で住む女性がいる。独自のこだわりで山羊を育てる牧者がいる。港湾労働者の妻たちがいる。アーティストと市井の人たちの触れ合いが爽やか。計画のない旅は、やがてJRを100歳になる祖母のもとへ向かわせ、そしてアニエスをスイスのとある場所へといざなう……切なくて甘酸っぱいラストシーンの2人は、お互いがお互いを必要としている、おばあちゃんと孫のよう。アニエスの小さい子供のような泣きべそ顔に、見ているこちらもほろりとなってしまう。(Mika Tanaka)
 
監督:アニエス・ヴァルダ
出演:アニエス・ヴァルダ、JR
2017年/89分/DCP
 
À l’écran
 
Visages Villages documentaire de et avec Agnès Varda et JR avec Jean-Luc Godard; 2017, France, 89 mn
 
 

 
Uplink 03-6825-5503
 
『顔たち、ところどころ』公開記念特集/日曜日のヴァルダ
 
9月23日(日)
『幸福〜しあわせ〜』
監督:アニエス・ヴァルダ
出演:ジャン=クロード・ドルオー、クレール・ドルオー、マリー=フランス・ボワイエ、オリヴィエ・ドルオー
1965年/79分
 
9月30日(日)
『ローラ』
監督:ジャック・ドゥミ
出演:ジャック・アルダン、アヌーク・エーメ、マルク・ミシェル、コリンヌ・マルシャン
1960年/88分
 
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9月22日(土)〜10月5日(金)
<span class="caps">JPEG</span> - 78.6 kb
©2017 - MANDARIN PRODUCTION - FOZ - MARS FILMS - FILMS DISTRIBUTION - FRANCE 2 CINÉMA - SCOPE PICTURES / JEAN-CLAUDE MOIREAU 
『2重螺旋の恋人』
原因不明の腹痛に悩まされるクロエ。彼女を痛みから解放してくれたのは、内科医ではなく精神科医だった。クロエは、精神分析という方法で腹痛を治し、精神科医のポールとの関係は担当医から恋人へと変わる。ある日、ポールとうりふたつの男性をみかけたことがきっかけで、クロエの甘い生活が少しずつ狂い始める。ポールには双子の兄弟がいるのか?クロエの隣人は彼女の味方なのか?クロエの母親はいったいどんな人物なのか……フランソワ・オゾン監督の映像が、次から次へと謎を投げかけ、私たちをぐいぐいと引き込んでいく。両極端な双子を一人二役で演じるジェレミー・レニエも見事だけれど、オゾン監督の映像に登場する女優たちはいつでも眩しい。ハリウッド映画でも活躍したジャクリーヌ・ビセットとの再会に喜んだ映画ファンも少なくないと思う。そして、主演のマリーヌ・ヴァクトのきれいな目。その目線の先にはいったい何があるのだろう?と思わずにはいられない強さを感じる。オゾン監督の映画が生き生きとしているのは、登場するのが「おとぎの国のお姫様」ではなくて、21世紀をたくましく生きる「等身大の女性」だからなのだろう。女性の象徴ともいわれる「猫」が効果的に使われているのもオゾン監督らしくてお洒落。オスの三毛猫の名脇役ぶりも見逃さないで。(Mika Tanaka)
 
監督:フランソワ・オゾン
出演:マリーヌ・ヴァクト、ジェレミー・レニエ、ジャクリーヌ・ビセット
2017年/107分/R18+
 
Du 22 septembre au 5 octobre
L’amant double de François Ozon avec Marine Vacth, Jérémie Renier, Jacqueline Bisset; 2017, France, 107 mn, R18+
 
 

 
Euro Space 03-3461-0211
 
上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 96.4 kb
© Les Films Sauvages – 2016
『大人のためのグリム童話 手をなくした少女』
 
少女というのは、なんてたくましい存在なのだろう!  家族の中で弱い立場にいるはずの少女が、父親の呪縛から逃れて自立しようとする姿の美しいこと。金に心奪われた父親は、悪魔に娘を差し出す約束をしたため、妻も娘も失ってしまう。父親に両手を切られた少女は、生きることをあきらめず、川を渡り、食べ物を探し求める。そして、川の女神に導かれ、ある国の王子と出会う。2人は結ばれ子を授かるが、王子は戦争へと狩り出され……  おとぎ話と言えば、少女が王子様に助けられてめでたしめでたしとなりそうだが、この映画にはその続きがある。悪魔は最後の最後まで少女から離れず、王子はどんどん年老いていく。ああ、時代は21世紀になったんだと痛感する。童話のお姫様の立ち位置も随分と変わった。ラストシーンが何よりもそれを明確に物語っている。この映画で強く印象に残るのが、「水」の描き方だ。少女が木の上でおしっこをするシーン。少女が出産した直後、乳首からぴゅーっと母乳が溢れ出すシーン。そして彼女が川に希望をたくし、ひたすら川の流れをたどるシーン。生身の人間が登場しないアニメーションが、とたんに生命力に溢れ出す。セバスチャン・ローデンバック監督は、「クリプトキノグラフィー」という技法を味方に、たった1人でこの長編アニメーションを描き上げた。物語で少女を導いた女神は、ローデンバック監督の手にも宿り、現代の童話の結末へと彼を導いていったのかもしれない。(Mika Tanaka)
 
監督:セバスチャン・ローデンバック
声の出演:アナイス・ドゥムースティエ、ジェレミー・エルカイム
2016年/80分/アニメーション/DCP
 
À l’écran
 
La Jeune Fille sans mains long métrage d’animation de Sébastien Laudenbach, voix d’Anaïs Demoustier; 2016, France, DCP
 
 
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上映中
<span class="caps">JPEG</span> - 54.2 kb
© 2017 Blue Monday Productions
『若い女』
 
「八方ふさがり」とは、こんな状況を言うのだろう。
  写真家の恋人のミューズとして、10年間、何不自由ない生活を送ってきたポーラ(レティシア・ドッシュ)。そんな彼女に突然の転機が訪れる。恋人のジョアキムから突然別れを告げられ、路頭をさまようはめに。大学を中退し、ジョアキムの被写体以外にこれといったキャリアもないまま31歳となった彼女に、パリの街は冷たい。音信不通の母と久々に連絡を取ろうとするが、その母もポーラをかたくなに拒絶する。やっとの思いでみつけた仕事は、住み込みのベビーシッターとランジェリーショップの店員という、ダブルワーク。
  ポーラがあらたに出会う女性たちは誰もたくましく生きている。シングルマザーとその娘、博士論文を執筆中の学生、元同級生と名乗るLGBTの女性……  みんな、自分の足で立ってパリの地を踏みしめている。孤独だのさみしいだのとつぶやくひまもなく、前へ前へと進んでいる。映画の冒頭では錯乱状態で”空っぽ”に 見えるポーラが、少しずつ自分を取り戻し美しく変貌していくさまを見ているとわくわくしてくる。映画の最後にうつる、自立したパリジェンヌの目の輝きは宝 石のようにきらきらしている。レオノール・セライユ監督をはじめ、撮影、サウンド、編集、作曲等、製作スタッフは全員女性。”Jeune femme(若い女)”というタイトルのとおりだから、この映画はこんなにも思い切りがよくてすかっとするのかもしれない。パワフルな女性たちの中でひときわ映えるのが、高学歴の警備員・ウスマン(スレイマン・セイ・ンディアイ)。娘をいとおしむシングル・ファーザーぶりがとても素敵。(Mika Tanaka) 
 
監督:レオノール・セライユ
出演:レティシア・ドッシュ、グレゴワール・モンサンジョン、スレイマン・セイ・ンディアイ、ナタリー・リシャール
2017年/97分
 
À l’écran
 
Jeune femme de Léonor Serraille avec Laetitia Dosch, Grégoire Monsaingeon, Souleymane Seye Ndiaye, Nathalie Richard; 2017, France, 97 mn
 

 
Human Trust Cinéma Yurakucho 03-6259-8608
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
 
上映中
 
『オーケストラ・クラス』
監督:ラシド・ハミ
出演:カド・メラッド、サミール・ゲスミ、アルフレッド・ルネリー
2017年/フランス語・アラビア語/102分
 
À l’écran
 
La mélodie de Rachid Hami avec Kad Merad, Alfred Renely, Samir Guesmi; 2017, France, 102 mn
 
 

 
Yebisu Garden Cinéma 0570-783-715
www.unitedcinémas.jp/yebisu/
 
上映中
 
『皇帝ペンギン ただいま』
監督:リュック・ジャケ
フランス語ナレーション:ランベール・ウィルソン
2017年/85分
※シネマカリテは、日本語ナレーション上映のみ
 
À l’écran
 
L’empereur documentaire de Luc Jacquet, version en japonais; 2017, France, 82 mn
 
 

 
K’s Cinéma 03-3352-2471
 
10月12日(金)まで
パンドラ創立31周年特集上映 〜時代とともに〜
※当サイトでは、フランス語圏関連作品のみを紹介。
 
9月23日(日)10:00
『禁じられた遊び』
監督:ルネ・クレマン
出演:ブリジット・フォッセー、ジョルジュ・プージュリー
1952年/モノクロ/86分
 
10月5日(金)14:30
『よりよき人生』
監督:セドリック・カーン
出演:ギョーム・カネ、レイラ・ベクティ
2011年/フランス・カナダ/111分
 

 
Waseda Shochiku 03-3200-8968
※二本立て(当サイトでは、フランス語圏関連作品のみを紹介)
 
9月21日(金)まで
 
<span class="caps">JPEG</span> - 68.7 kb
© 2017 LES FILMS DU LOSANGE - X FILME CREATIVE POOL Entertainment GmbH - WEGA FILM - ARTE FRANCE CINEMA - FRANCE 3 CINEMA - WESTDEUTSCHER RUNDFUNK - BAYERISCHER RUNDFUNK- ARTE - ORF
『ハッピーエンド』
 
 ゆっくりと扉が開く。見つめ合う少女と老人。
「チーズ、食べるか?」老人が聞く。
「要らない」。少女は首を横に振るが、何か言いたげな目を老人に向ける。
 85歳となったジョルジュ(ジャン=ルイ・トランティニャン)が、13歳の孫娘エヴ(ファンティーヌ・アルドゥアン)に秘密を打ち明け、自らの心を開くシーン。ここにあるのは、祖父と孫の理想的な関係だろうか。それとも死に取り憑かれた孤独な者同士のはかない絆だろうか……映画の舞台は、フランス北部のカレー。移民や難民の問題を抱えることで知られる地域だ。ロラン家の食卓は一見にぎやかで豪華そうに見えるが、家族の会話はそっけなくどこかよそよそしい。家長のジョルジュ、娘のアンヌ(イザベル・ユペール)と息子のトマ(マチュー・カソヴィッツ)。この3世帯が大きな邸宅で共に暮らしている。家業はアンヌとアンヌの息子のピエール(フランツ・ロゴフスキ)が継ぎ、医師になったトマは、妻アナイス(ローラ・ファーリンデン)との間に赤ちゃんが生まれたばかり。住み込みで働くモロッコ⼈のラシッドとジャミラ夫妻には幼い娘が。そんなロラン家に新しい家族として加わったのがトマの前妻の娘、エヴだ。スマホを手放さず、SNS以外のコミュニケーションを知らないエヴの心の動きを軸に、滑稽なほどに愚かな人間の業が描かれる。それでも悲観的にならないのは、ミヒャエル・ハネケ監督が人を愛し、人類に希望を持ち続けているからなのだろう。タイトルの「ハッピーエンド」も、なぜか後味の悪さが感じられない。同監督の『愛、アムール』に出演したジャン=ルイ・トランティニャンとイザベル・ユペールが、この映画で再び父と娘を演じているのも、興味深い。(Mika Tanaka)
 
監督:ミヒャエル・ハネケ
出演:イザベル・ユペール、ジャン=ルイ・トランティニャン、マチュー・カソヴィッツ、ファンティーヌ・アルドゥアン
2017年/フランス・ドイツ・オーストリア/107分
 
Du 15 au 21 septembre
 
Happy end de Michael Haneke avec Isabelle Huppert, Jean-Louis Trintignant, Mathieu Kassovitz, Fantine Harduin…; 2017, France, Allemagne, Autriche, 107 mn
 

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