『17歳』鬼才フランソワ・オゾン監督が、前作「危険なプロット」に続き、10代をテーマにしたセンセーショナルなドラマ。フレンチ・ポップスの名曲にのせて、少女と大人の狭間で揺れ動く17歳の少女のセクシャリティに正面から向き合い、官能的なドラマを描き出している。17歳の誕生日を迎えたパリの名門高校に通うイザベルは、夏のバカンス先で初体験を終えた。だが、秋の訪れとともに彼女は変わっていく。バカンスを終えてパリに戻った彼女は、放課後に、SNSを通じて知り合った不特定多数の男たちと密会を重ねるようになる。そんなある日、馴染みの初老の男性が彼女と関係を持っていた最中に急死。イザベルは思わずその場から逃げ去ってしまったが、まもなく警察によって彼女の秘密が家族に明きらかにされる。快楽のためでも、ましてや金のためでもないと語ったきり、あとは口を閉ざすイザベル。いったい彼女に何が起きたのか…。(Tomohiro Mibu)監督:フランソワ・オゾン出演:マリーヌ・ヴァクト、ジェラルディーヌ・ペラス、フレデリック・ピエロ、シャーロット・ランプリング2013年/94分/R-18Jeune et jolie de François Ozon avec Marine Vacth, Charlotte Rampling, Frédéric Pierrot; 2013, France, 94 mn, R-18

『17歳』 Jeune et jolie
